『改修で選べる外壁材の種類は?その1』の続きです。
住宅の改修(リフォーム)で使用される外壁材について、今回は主に「サイディング」とはどんなものかについてご説明します。
【サイディングってどんな物?】
サイディングとは、工場生産された板の事です。
特徴・・・
工場生産なので品質が均一です。バリエーションはとても豊富。職人技が必要ないので、特に高い技術を必要とすることなく美しい仕上がりになります。耐久性、耐火性に優秀な素材で表面デザインも様々あります。
種類・・・
窯業系、金属系、木質系、樹脂系など
【窯業系サイディング】
住宅建材において7割以上のシェアを占めている『窯業系サイディング』について見ていきます。
主原料・・・
セメント質と繊維質
種類・・・
木繊維補強セメント板系、繊維補強セメント板系、繊維補強セメント・けい酸カルシウム板系
特徴・・・
耐震性、遮音性、防火性、耐火性、施工性に優れています。住宅建材において7割以上のシェアを占めていると言われています。バリエーションが豊かで、価格の幅も広く、低価格商品にもさまざまなものがあります。
サイディングのJIS規格は平成20年2月20日に改定されています。念のためお知り置き下さい。
(全体性能のボトムアップのため、外装の諸性能の向上に即効果が期待できる製品厚さを12mmから14mmへ改正。
http://www.nyg.gr.jp/toha/jis.html
日本窯業外装材協会より参照)
サイディングは16mm以上が主流で、薄い方が価格は安く設定されています。だいたい、40坪住宅で14mmから16mmへ変更の場合、100万円以上違うと言われています。しかし、見た目の高級感、防音効果などに影響が出る場合がありますので、しっかりとご考慮ください。
それでは、『改修で選べる外壁材の種類は?その3』で湿式工法の左官壁材、タイル、レンガを見ていきましょう。