家中が家具や荷物で占領されていませんか?
たとえば、スキー道具、ボディボード、ストーブ、お雛様、鯉のぼりなど・・・。どれもかさばるものですね。このように、主にワンシーズンだけ登場する様々なアイテムによって、部屋の一部が占領されることは良く聞かれることです。場合によっては、一部屋を収納部屋として使用しているケースもあり、居住スペースが狭くなる原因の一つに数えられています。
実際、これらの荷物を収納する場所を確保することは難しいのでしょうか?実は、戸建には屋根裏の空間が必ずあり、屋根裏を改修(リフォーム)して収納場所を設置する方法があるのです。ここでは、屋根裏収納のメリット・デメリットを確認してみましょう。
【屋根裏収納のメリット・デメリットとは】
■メリット
・工期が短い
・子供のお古を、兄弟用に・・・など、長期間保管が必要なものに対応できる
・季節用品の収納にも適している
・普段使わない、布団や座布団など、接遇品の収納
■デメリット
・夏場は高温(50度前後)になる場合がある
・・・断熱材を入れたり、換気窓を付ける事で解消
・収納式階段での昇り降りになるので、重たいものや大きいものは収納しづらい
・・・使用頻度の低い、軽めのものは収納する
デメリットもありますが、解決する手段は十分にあります。
【屋根裏収納を改修で設置するに当たっての注意点とは】
さらに、屋根裏収納を設置するにあたっての注意点としては、次のようなものがあります。
1.床面積が下の階の1/8以内でなければならない。
2.天井は一番高いところでも1.4m以下でなければならない。
3.屋根裏収納への昇り降りは、折り畳み式階段、または、取り外し可能なハシゴを設置しなければならない。
などです。これらは、建築基準法上の制約で、一つでも満たさないと、「増築扱い」になり、支払うべき税金が増えてしまう場合があるので要注意です。また、屋根裏部屋は、容積率に換算される場合もあるので、高さの計測を正確に行う必要があります。
便利な屋根裏収納ですが、これらの問題は、一般の方では簡単に解決できないので、建設会社やリフォーム会社に、ニーズをしっかり伝えた上で、まずは見積もりを頼んでみてはいかがでしょうか?