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改修で選べる、天井材の種類とは?/前編

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日常で触れる機会はほとんどない天井材ですが、選択肢によっては室内の印象を変える力も秘めています。部屋全体のイメージが変わることもあります。ここでは、天井材の種類や特徴、またその機能について解説します。

 

 

【天井を改修する方法/2つの工法】

 

まず、天井を改修する工法には大きくわけて2つあります。

 

1.湿式工法

湿式工法には以下のものがあります。

 

「左官仕上げ」

漆喰や珪藻土、モルタルなどの左官材料を混ぜ合わせて、こてで塗る工法。

 

「吹き付け仕上げ

モルタルや、漆喰などの材料を、水を使用して施工する工法。

 

2.乾式工法

乾式工法には以下のものがあります。

 

「壁紙」(張り天井)

紙のクロスや、ビニールなどの材料を使用します。

 

「木質系」(板張り天井)

使われる素材は、無垢材や化粧合板、繊維板などです。

 

「無機質系」

石膏ボードやロックウール板(石灰が混合された玄武岩、鉄炉スラグなどを、高温で溶解することで生成した人造鉱物繊維)を使用します。

 

「その他」

金属系の無機質な素材(アルミニウムやステンレスパネルなど)を用います。

 

一般的には、張り替えが行いやすい乾式工法の施工が多く、商品の選択肢も多いと言えます。反面、湿式工法は天井の形状に合わせた施工が可能です。見た目も綺麗な、継ぎ目のない仕上がりとなります。

 

 

【天井の形と天井材の関係について】

 

ほとんどの天井材は壁紙や木質系です。標準的な洋室の場合、壁の質感に合わせた壁紙(クロス)が選ばれる傾向にあるようです。また、フローリングや家具と、木質系の天井材をコーディネートするケースもあるようです。

 

本格的な和室の場合、杉やヒノキ、松などの無垢材を用いるのも良いでしょう。また、木目シートを貼り付けた「プリント合板」や、薄くスライスした天然木を合板と貼り合わせた「化粧合板」などもあります。さらに、天井の形によって、選べる天井材にも違いがあります。

 

・竿縁天井

竿縁(さおぶち)と呼ばれる、細めの角材を並べて天井を作ります。古くからある、伝統的な天井の形ですが、現在も普通に使われています。本来は、無垢材(杉・ヒノキ・マツなど)で仕上げますが、前述したプリント合板や化粧合板なども多く用いられています。

 

・格天井

格縁(ごうぶち)と呼ばれる、太めの角材を縦横に組んで天井を作ります。格調高い、重みが感じられる室内になります。天井材には、布や紙、化粧合板などが用いられます。

 

・目透かし天井

打ち上げ天井とも呼ばれます。天井板を乗せるための角材が室内側に配されないため、仕上がりがフラットになります。天井板は、杉やヒノキなどの化粧単板を下地合板へ張りつけた材料が用いられます。

 

・張り天井

新建材(合板・ボード・布類)を用いた天井を指します。洋室にも適しており、簡単な施工が可能なため、最も普及しています。

 

改修で選べる天井材の種類とは?後半」では、天井材に求められる機能について解説していきます。